震災
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あいうえお
【あ】
あおなに 塩で 元気なし
【説明】
塩をかけられた菜っぱのように、元気をなくした様子。
<浸透圧>
塩が野菜などの中に入るかわり、水分がなくなるため野菜などがぐったりしているように見える。
<浸透圧の例>
なめくじに塩をかけると水分が出て体がちぢむ。

【い】
いろんな曲が 3曲あるよ 東名おんど
【説明】
5月5日に東名のお祭りでながしおどりをおどります。
小学生・中学生・お母さん達が参加します。
男子がおみこしをかつぎます。楽器はたいこを使う。
お祭りにはてんぐのお面をかぶった人が来るようです。
<まわる所>
スタート・しおがま神社→東名→新東名→すみちゃんの家→ふろうえん→しおがま神社・ゴール!!

【う】
うがいには 塩が一番
【説明】
塩には雑菌をころす働きがあり、かぜ予防には塩水でうがいするのが一番です。
コップ1ぱいにたいして、1つまみ(だいたい5g)いれて、よくかきまぜてから、うがいをします。

【え】
えど時代から 作り始めた 東名の塩
【説明】
塩が作られ始めたのは1770年(江戸時代)に東名浜に作られた。
東名で作られた塩の価値
東名で作られた塩は米と同じくらいの値段で高級だった。
塩田は1615年にも松島の近くの高城でも開発されていた(その他にも)でもそれらの土地は複雑な三日月形だったので、東名がえらばれた。

【お】
おみこしかつぐ 東名のお祭り
【説明】
塩士の神を呼ぶために、お神輿をかつぐ。
現在も塩「ナミノハナ」と呼び東名の街で東名原産の塩を存分にまき清め塩釜神社の祭神社を迎える。
東名のお祭りでまく塩は海藻を刈って太陽にかわかし海水をかけながらその海藻を煎じて作られた。
かきくけこ
【か】
かっぱに塩を あつらえる
【説明】
河童とは人間の想像した生き物の一つ。頭の上に皿があり、皿の中の水がなくなると干からびて死ぬ。
川や沼に住むといわれている。
<ことわざの意味>
川に住む河童に海からとれる塩を頼むこと、つまり見込み違いの注文をすることからできたことわざ。河童を使ったことわざは河童の川流れや、岡に上がった河童などがありました。

【き】
きよめる時に 塩をまく
【説明】
「塩によるお清め」という行いは、日本の昔からある宗教から来ており日本古来のかんしゅうである。「まがまがしいものを払う」といういみ合いもあります。
昔からある宗教では、「死」そのものを「ふじょうなもの」と考えているので「塩」で身体を清めたりしました。 衛生面においても現代のように上下水道も無かった時代ですし、「伝染病」でも流行しようものなら一つの集落全体に拡がる危険も大きかったでしょう。そうした背景もあって人々の中に「お清め」という行いが信じられたのかもしれません。
<豆知識>
貴重品だった塩の代わりに「みそ」が使われた地域もあった。

【く】
くろうして 作ったしょうこが 塩場の碑
【説明】
・塩場の碑とは?
奈和良元直さんが塩田を作った記念として建てられた碑。
・奈和良元直さんとは?
伊達政宗公の命令で長州(今の山口県)から兄弟3人で来た。

【け】
けんしん 敵に塩おくる
【説明】
しんげんの国のまわりには海がなくて、塩がとれないからほかの国買っていてほかの国が、信玄の国に、塩を売らなくした。 そして謙信がそんなことしないで「正々どうどうと戦って信玄に勝ちたい」と言って信玄に塩を送った。

【こ】
こどもの日 てんぐが来るぞ 東名のお祭り
【説明】
<てんぐ>
昔、山奥に住んでいると信じられていた。ふしぎな力を持っているばけもの。顔は赤く、鼻がとても高くて空を飛ぶことができる。
<祭り>
5月くらいに東名の祭りがあってその時にてんぐが来る。消防士の人がてんぐの仮面をつけている。てんぐは20年前から参加している。てんぐが来るのは余興のため。
さしすせそ
【さ】
さてよいとこじゃ いじゃないか
【説明】
さてよいとこじゃ いじゃないか とは?
東名音頭の一曲です。
「東名音頭一番」
ハァー 東名娘は良い娘
嫁に貰うなら東名から
ハァー かきの会社で捜しましょ
さてよいとこじゃ いじゃないか
ハァー東名よいとこ いじゃないか

【し】
しおがまと 東名の神社は にているね
【説明】
<塩釜神社と東名の神社>
寛永年間に塩釜神社から伊達政宗の家臣だったなわらもとなおが神様を 分けてもらって東名にもう1つの塩釜神社をたてました。 塩釜にある塩釜神社を本宮といい東名にある神社を分神といいます。

【す】
すぐにはできない 東名の塩
【説明】
昔は塩を作るのに4.5ヶ月かかって塩がとれました。 その量は年間で約2252トンとれたそうです。
6年生が作った時はフライパンに海水を入れて20分ぐらいたつと海水が蒸発して 塩がでてきました。海水が27リットルで塩が585gとれました。
一年間で⇒2252000000g
27Lの水で⇒585g

【せ】
せんそうでも 焼けずにのこった 塩釜神社
【説明】
太平洋戦争では新町の白ひげ神社裏山山頂にかんしとうがせっちされた。
24時間かんしし、アメリカ軍の飛行場の様子をうかがっていた。
矢本飛行場空しゅうが始じまり、ものすごい爆発音と白いけむりがあがった。
昭和20年8月15日終戦をむかえた。

【そ】
そまつにするな!!東名の塩
【説明】
・塩は昔から人々になくてはならないものでした。
・塩田とは?
広い砂浜に海水をひき、こい塩水にしてにつめて、塩をとること。
・明治時代には、野蒜の洲崎にも塩田が開かれました。
・昭和に入って東邦塩業株式会社として、昭和34年(1959年)まで塩の生産が続けられました。
⇒塩は人間に必要な食べ物です。塩を大切に!!
たちつてと
【た】
たべておいしいカキフライ
【説明】
カキの栄養には亜鉛、鉄、タウリン、グリコーゲンの4つがあります。亜鉛は味を感じとる働きを保ってくれます。鉄は貧血予防に効果があります。 タウリンは、血圧を安定させ肝臓を丈夫にします。グリコーゲンは脳の働きを高める効果があります。
カキはなぜ海のミルクといわれるかというと赤ちゃんが飲むミルクのようにバランスのとれた豊富な栄養がたくさん入っています。 とくに亜鉛がたくさん入っていて、味覚を保ったりかぜをひきにくくします。

【ち】
ちと汗を流した東名の塩うまし
【説明】
〜塩田の作り方〜
@草むらを刈る。
A長浜の広い海をふさいで堤防を築く。
B溝を作って「井」の字に区画する。
C塩を煮る「かまど」を設置する。
D「牢盆(ろうぼん)」(海水をためて、天日を利用し、塩の濃度を濃くする木製の容器)を100個ほど作る。
E完成!!

【つ】
つなみが来たら鹽竈神社にひなんしよう
【説明】
<津波とは?>
地震などによって、とつぜん海岸におしよせる大波で、昭和35年(1960)チリ地震津波がおしよせ、野蒜や宮戸では大きな被害を受けました。
<なぜ、鹽竈神社にひなんするの?>
鹽竈神社は、高い所にあります。だから、今でも地震のあとに、津波警報が発令されると東名の人は、鹽竈神社にひなんします。
<各地区の避難場所>
東名→鹽竈神社/大塚→いすず神社・鏡神社坂の上/新東名→一本松公園/新町→?/洲崎→学校/亀岡→学校・災害時緊急ひなん場所/浅井・中下→定林寺

【て】
てしおにかける
【説明】
<意味>
自分で気を配って大切に世話をすること。手塩とは昔の食膳に添えられていた少量の塩のことである。
<例>手塩にかけてそだてた馬
○なぜ昔は食膳に添えられていたのか
不浄なものをはらうという意味もあるが、自分の好みに合わせて料理の塩加減を調節するという使い方もあった。

【と】
とう名の塩こうかんするには米ひつよう
【説明】
○東名の人は塩を作っていたけど買って食べていた
○せんだいはんが全て塩をかんり
 ※かってにもらえない
○かしま台まで売って米や野菜をこうかんしていた
<かしま台>
かしま台はみやぎ県の西がわにあり、となりの市町そんはまつしま町、しないぬま町、東まつしま、かわさき町です。ここからは北東にいちします。
なにぬねの
【な】
なぜだろう東名にもあるよ塩竈神社
【説明】
伊達政宗のけらい奈和良元直が東名に塩田を開き、その守り神として塩釜の分神として東名神社ができた。 場所は東名地区の南西の乳ヶ森(丸山)の頂上にお社がある。
明治42年頃にとうろうより火災を起こし、お社がもえた。
今は、昭和の改築でりっぱに残っている。

【に】
にがり使ってとうふができる
【説明】
にがり…海水をにつめて塩を作る時にできるにがい汁。
たんぱく質をかためるので豆腐を作る時に使う。にがりは大きく分けて2種類あります。1つ目は粉末タイプでできている。2つ目は液体タイプでできている。 にがりは、海水をくみ上げ日光や熱を与えて煮詰めることで作ることができます。海水を蒸発させると塩がでてくるけれどもう1つにがりもできる。

【ぬ】
ぬれながら塩田作りがんばった
【説明】
塩田作りの人は、体がぬれていてもきにせずにがんばって作っていた。
塩田作りの人はなぜぬれたかというと塩田は田んぼのように土、水があって塩田は、土と海水があるからぬれていたでも塩田作りの人はおいしい塩を作るためにぬれていてもきにせずにがんばった。

【ね】
ねこの手もかりたいほどにカキむき大変
【説明】
「ねこの手もかりる」ということわざがあります。意味はかりれないけれど、かりたいほどいそがしいということです。
冬は寒くて、水もつめたいです。ねこの手もかりてすこしはカキムキをらくにしたいです。

【の】
のびると東名は塩田仲間
【説明】
野蒜塩田は、東名塩田よりも後に生まれ、洲崎に開かれる。

野蒜塩田のあとは、「奥松島総合運動公園」(バウンズ88)になっている。
なにぬねの
【は】
はたらく人々汗は塩
【説明】
動物は塩分をとらないと生きていけません。 汗をかいたときに、水分だけじゃなく塩分もでているので水と塩をとらないといけません。 とくに暑い日に汗をかく仕事をしている人は水だけをのんでいても塩をなめないとたおれてしまいます、これは体の中の塩が汗をいっしょにながれてしまうからです。

【ひ】
ひろくて長い東名の長浜
【説明】
塩田開発者が「奈和良元直」であり、元和6年(1620年)8月に実行されました。 塩田作りに適した場所として選んだのが東名でした。 なぜ長浜に塩田を作ったかというと、海にも近いし、新鮮な海水を、すぐに取り入れられるからだと思います。

【ふ】
ふるさとの海東名
【説明】
私たちのふるさとには歴史に残った東名の海がある。

【へ】
へい田したのは1959年
【説明】
@1959年に高波がおきて東名塩田は被害を受け、塩は工場で作られるようにへい田した。
A昔はていぼうがなく水面が2mにもなり、塩田が水びたしになって修理のお金がかかり、直すのをあきらめた。

【ほ】
ほしい物昔の人は物々交換
【説明】
昔の人はお金はありましたがほしい物は自分の何かと交換していて、これを物々交換と言います。 例えば大根とにんじんを交換していました。昔は塩がほしい時は米九升と塩一升で交換したそうです。 (升とは今で言うと1.8Lだそうです。)
まみむめも
【ま】
まい降りてきた塩土の神
【説明】
塩土(しおつち)の神とは…
○水先あんないをする神⇒航海の守り神
○塩の神⇒塩の作り方を教えた神
○安産の神⇒又海(うみ)が産みに通じるところから安産の神と言われる。
鹽竈神社(塩釜市)に3人の神がいる。その1人が「塩土の神」で1番塩土の神がえらい神、左と右にいる神は武運・国をおだやかにする神。

【み】
みそにも塩が必要だ
【説明】
みその作り方
@材料をはかる
A大豆を水にひたす
B塩切りこうじを作る
C大豆をにる
D大豆をつぶす
E塩切りこうじと大豆をまぜ合わせる
Fみそ玉を作る
G仕込み
Hはっこう・じゅくせい
I切り返し

【む】
むかしは塩田今はカキ
【説明】
<塩田>今アサリを食べてしまうシメタガイで有名な長浜に塩田があった。
<カキ>カキのようしょくは、東名・大塚・浜市・里浜・室浜で行われています。 この仕事も、海水の温度や気温がえいきょうするので異常気象のときは、少ししかとれないこともあります。 7月末から8月半ころほたての貝のからをつないだ原ばんを海にしずめて、種がきをとります。種がきをようしょくしてから、1年か2年でむきがきにして食べれます。かきむきは寒い時の仕事なのでたいへんです。種がきもむきがきも、漁業協同組合を通して遠くの地方に売られています。

【め】
めぐまれた環境いかした塩作り
【説明】
すきとおった海水や自然がたくさんあり、たまに天気が悪くなることがあったけど1年に20万俵〜30万俵もの塩がとれた。(江戸時代)

【も】
もとなおの功績伝える如月あん
【説明】
なぜ如月庵に奈和良元直像があるのかというと、元直が塩田を開いた人だからです。 江戸時代に開いて、その後182年間も塩を作り続けました。 だから塩田を開いた元直の功績をたたえて1802年に如月庵に元直像を建てました。
やゆよ
【や】
やま口県からやって来ました奈和良三兄弟
【説明】
<だれがひらいたの?>
今から300年前仙台藩のゆるしをえた奈和良元直(長州藩)という人が東名の長浜に塩田をひらきました。
<東名塩田だけ?>
明治時代には、野蒜の洲崎にも塩田が開かれました。(野蒜塩田)
<山口県はどこ?>
中国地方の下の方。山口県には日本最大のカルスト地形があるところ。フグが有名。

【ゆ】
ゆきがふる時季が旬のかき
【説明】
かきは、10月〜2月が旬の時季です。冬はかきがとれる季節です。 かきの特ちょうは、たんぱく質やカルシウムなどの栄養がたくさん入ってます。そのため、「海のミルク」と呼ばれています。
<かきのようしょうく>
7月末から8月半ばころほたて貝のからをつないだ長い棒みたいなものを海にしずめて、種がきをとります。 種がきをようしょくしてから1年か2年でむきがきにして食べれます。

【よ】
よめにするなら東名の娘
【説明】
<東名音頭>
ハァー東名娘は良い娘
嫁にもらうなら東名から
ハァーカキの会社でさがしましょ
さてよいとこじゃ、いじゃないか
ハァー東名よいとこ、いじゃないか

東名音頭の一番です
らりるれろ
【ら】
らくしちゃできねぇ東名の塩
【説明】
塩作りはけして楽ではありません。
自分たちも、塩作りを体験してみましたが、海水を27Lもくんできて、585gの塩がとれました。 海水を27Lもくんで585gしか塩がとれなかったのであらためて塩作りはたいへんなんだなぁと思いました。

【り】
りんごに塩で酸化無し
【説明】
りんごをおいてそのままにしていると、茶色に変化します。その変化のことを酸化といいます。 酸化をとめるには、りんごにふくまれるポリフェノールという物質に、ビタミンCや食塩水が効果的です。

【る】
るり色の海水から真っ白な塩
【説明】
るり:青い色をした宝石
海水を外から見るとるり色(青い色)をしているけど、バケツに海水をすくってみると、とうめいな海水。それで塩を作ると、真っ白な塩ができる。
<かんたんな塩の作り方>
@テフロン加工のフライパンに海水を入れる。
A10分〜20分間海水を蒸発させ、かわいたら、塩をはがす。
完成!

【れ】
れきしにのこる塩場の碑
【説明】
<塩場のいみ>
塩場は、塩田があったところ。
<碑のいみ>
詩や文章をきざみつけた石

○塩場の碑はそこの塩田があったことをあらわします。塩場の碑は如月庵にあります。如月庵は、元直の子元平が享和2年にたてた。

【ろ】
ろかしてゴミをとりのぞく
【説明】
ろかというのは「液体などのまざり物をとりきれいにすること」です。
<塩の作り方>
@テフロン加工のフライパンに東名の海水を入れる。
A10分〜20分間で海水を蒸発させかわいたらテフロンをはがさないように塩をはがす。
B完成
【わ】
わだいこで表現したよ東名塩田
【説明】
私達は、塩田ができてから閉田するまでを太鼓で表現しました。 大塚洲崎幼稚園など地域のみなさんに太鼓をかりました。しめ太鼓は先生達の手作りです。 覚えるまで時間はかかりましたが、本番では、大成功しました。最後の学芸会みんなで力を合わせて、がんばりました。

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