プチビオトープ

  田植えが終わり夜にはカエルの鳴き声がする今日このごろ。図書館に今年も、バケツ8個に苗を今年も植えました。図書館では、7年前から玄関前に苗を植えて利用者、特に好奇心旺盛な子どもたちに観察してもらおうというねらいで育てています。

 快晴

 今日は、自動ドアもOFF。春風が館内に心地よく入り、直線で50m程離れた矢本東小学校が運動会で披露するための鼓笛隊の練習の演奏が風に乗って聞こえてきます。まわりの田んぼは既に田植えが終っていますが、図書館は本日行いました。今年の苗の品種は、かぐや姫・ひとめぼれ・ささにしき・みやこがねもちの4品種です。それぞれ特徴があります。詳しくは下をご覧下さい。

田植え 5/18(木)

 お昼休み

 昨年は図書館近くの堀には、おたまじゃくし・フナ・アメリカザリガニ・アメンボウ・ヤゴ・ナマズがいましたが、今年は水温が低いためか、ほとんど姿を見られません。水の中はまだ春が来ていないのでしょうか。館長自ら懇親のひとすくい頑張ってみると、どじょう・ふな・おたまじゃくし(ウシガエル)・アメリカザリガニが取れていました。特設コーナーと関連づけて展示中です。身近な所にいる生き物に、子どもたちは目を輝かせのぞき込み関連本を借りていく親子も。

かぐや姫

市内在住の小野寺さんと「かぐや姫」との出会いは、平成5年の大凶作の年に遡ります。例年にない冷夏のためほとんど実ることのない無惨なほ場の中に、しっかりと根を張り穂を付けた稲を見つけました。小野寺さんは、この稲穂から収穫した数十粒の籾を元手に、5カ年間栽培技術を研究しながら我が子のように育成を続けました。全国でも稀な個人の資格として品種登録を申請し、平成11年3月 農林水産省から新品種「かぐや姫」として登録が認められました。「かぐや姫」はササニシキの異種(同じ系統の品種の一種)ですが、冷害や倒伏(稲が風などで倒れること)に強く、食味も「ササニシキ」に優るとの評価を得ている素晴らしいお米です。

ささにしき
ささにしき

「ササニシキ」は、当時の宮城県立農業試験場古川分場で昭和38年に誕生しました。父親の「ササシグレ」と母親の「ハツニシキ」の両方の名前をとって「ササニシキ」と命名されました。「ササニシキ」の父親の「ササシグレ」は、宮城県立農業試験場古川分場で誕生し、昭和27年に新品種として生まれました。

ひとめぼれ

昭和33年に品種として登録された糯品種で、耐病性・耐冷性とも弱く、長稈で倒伏し易い、やや古いタイプの稲ですが、収量性が高く、また餅の食味が大変良いことから、現在でも糯としては全国第3位の作付面積があります。宮城県で栽培されているこがねもちも、これと同じ品種です。

「ひとめぼれ(東北143号)は、寒さに強く極良食味米として平成3年に宮城県古川農業試験場で誕生しました。特徴は粘りと香りのあるお米です。

快晴 6/1(木)
 ここのところ、週末は天気が悪く、日中も晴れていても夜・夜中は雨ということが多く、寒暖の差が激しい感じがします。そんな中、苗はすくすくと育ち5〜8cmと順調に大きくなり、利用者も足を止めて見てくれています。

 図書館から二酸化炭素の吸収作戦を展開中です。今年もケナフをこのとおりタネから植えて5日後にこんなかわいいアサガオのような二葉がでてきました。秋までには、2m以上もひょろ長く伸び、図書館の玄関前でケナフの紙すき教室を開催します。おたのしみに!

 6月下旬には、図書館玄関前はラベンダーの匂いと、紫の花に包まれ、利用者の目と鼻を楽しませてくれます。今はまだ、このとおり10cmほどしか芽が出ていません。一雨ごとに少しづつ伸びていき40cm位伸びた先端に花をつけますよ。ラベンダーの開花情報を流しますのでお楽しみに!!

お米品種ぷちコーナー
コーナー
梅雨の合間6/15(木)

 天気予報では連日の雨で生育が日照不足などの注意が呼びかけられています。一方、図書館の苗は25cm位で葉も青々として順調に成長しています。

 この日は、布えほんボランティアフェルトが、みどりの空間助成金を活用し玄関前のプランターに、インパチェンス・ベゴニア・イソトマ・ガザニアなどの夏・秋用の花の苗を植えてくれました。

 ラベンダーも紫色に色づいてきました。香りは昨年より少ない感じです。左上の写真は6/15現在で右上は6/21現在です

昨年12月にボランティアの方から頂いたゆずから種を取り出して育成中。6ヶ月でここまで大きくなったゆずです。木になり実がなるまでどのくらい必要でしょうか?

6/15現在

6/21現在

6/21現在

東松島市図書館
無風・くもり 7/1(土)

 図書館前のつつじ、ラベンダーが見ごろとなっています。ラベンダーは、内側が花が終わろうとし、外側が今から見ごろを迎えます。今が一番ラベンダーは見ごろとなっています。 そんな梅雨の合間。午前中は、親子連れの姿が目立ち、小さな子どもが元気いっぱいに走る姿が見られます。午後は、自転車・徒歩で小学生が隣りのコミュニティパーク・野外ステージで野球やおにごっこする姿が見られ、その脇で読書をする人たちが自然と見られ和やかです。                                                          家族で、ひとりで癒しに来館をお待ちしています。

七夕・快晴 7/7

ラベンダーも、。久しぶりの晴れとなり、涼しげに咲き穂ほこっています。匂い袋もはじけ、残念ながら中のラベンダーはほぼ終了状態。その代わり通路側が見ごろです。また、図書館玄関前の花も長雨ですっかり葉を生い茂らせ真夏に咲きほこる準備をしています。

 館内は夏に向けて、吹流しを飾り、「怖い本」「手づくりコーナ」「折り鶴リレー」など設置して皆さんをお待ちしています。

7/13 雨・くもり

 ラベンダーは咲き終わりました。一方、プランターの花や、ケナフの成長はすごく、ケナフは50cm位に育ち長雨のおかげで伸び盛り。

8/2(火)くもり・はれ

  天気予報で、日照不足がいわれています。図書館の稲も、周りの田んぼ同様です。とくに、みやこがねもち(こち米)の成長はよくありません。また写真ではわかりにくいですが、ひとめぼれが、数センチ他の稲より小さい状態です。また、ケナフや朝顔の生育も例年に比べ悪い状態です。中には、長雨のせいか、カビが発生している植物も。いかに、夏の暑さの大切さを植物を通じて分かります。

朝顔

ケナフ

8月11日(金) 晴れ

ひとめぼれ

かぐや姫

 台風7号の影響もほとんどなく、成長中。ひとめぼれ・ササニシキは上の写真ではちょっと分かりづらいですが、穂が出てきています。一方のかぐや姫は、穂が出るまでは、もう少し時間がかかりそうです。

8月29日(火)晴れ
9月3日(日)はれ

ひとめぼれ

かぐや姫

 この2週間で、ひとめぼれ・ササニシキは穂がたれさがり、かぐや姫は遅れること10日で穂が出揃い、それから花も咲きました。

ひとめぼれ

かぐや姫

 ひとめぼれ、ササニシキは、収穫を待つばかり。かぐや姫は花が終わりましたが、ひとめぼれのようになるにはまだまだです。

 台風の若干の影響か、風が吹いています。ひとめぼれ・ササニシキは週末には収穫ができそうです。一方、かぐや姫は、ひとめぼれ・ササニシキの2〜3週間遅れで、まだ青々としてています。

ひとめぼれ

かぐや姫

9
9月26日(火)晴れ・曇り

 かぐや姫を除き、ひとめぼれ・ささにしき・みやこがねもちを本日、稲刈りをおこないました。例年、すずめ達が朝に玄関を開けるといっせいに、飛び立ち穂が少ない状態でしたが、今回はその前に収穫を行いました。

 かぐや姫は、このような状態で、収穫にもう少し時間がかかりそうです。

10月14日(土)かぐや姫収穫

 他の品種より遅れること20日。無事収穫ができました。ただ、残念なことに天日干しを行っているときに、ネズミに食べられてしまい、脱穀に近い状態で利用者からの通報で発見されました。昨年はすずめの被害にあい、自然の厳しさを実感。来年に向けて試行錯誤が続きます。